前回の子育ての記事に、本当に沢山のアクセスとシェアをいただいて、感謝とともに、自分でも少し驚いていました。
お母さんやお父さんや、子育て中の方々の中にある葛藤が伝わってくるように思います。
17年ほどの長くはない時間でも、子育てには逃げ出したくなることが沢山あるし、これほど思い通りにならない体験はない、私が心からそう思うから。
私は重度の障がいのあった優大を授かり、我が子を教育する術もなくただ見守り支えることしかできない子育てを経験しました。
その後に、優大とは全く違う次男にどう教育すべきかの葛藤を味わいました。
一般的には健常で生まれた次男がスタンダードでしょうけれど、私にとっては言葉を話さない寝たきりの優大との日々が子育ての始まりだったのです。
そして優大を見送り、日々に彼といのちを共にすることができなくなった後に、いのちとは何か、どう生きていけば私は幸せであるのか、、また大きな学びの時間が訪れました。
そんな時、3番目に新しく生まれた命は、そこにあるだけで完全なものだと日々感じさせてくれました。
私が今子育てが楽になり、優しい世界で生きるようなったのは、この3人の大切ないのちとの体験自体がもたらしてくれたものです。
赤ちゃんが生まれた時に感じる、ここに命が生まれてくれたことのへ純粋な感謝、深い幸せと充足感そのままで、子どもとずっといたっていいんだ!そんなことを、私もやっと思い出したんです。
上下関係でも支配関係でもなく、ただできないことを助け合って、望んでいることを叶えあって、そうやって生きていけばいい。
そして実際には、そう感じて過ごしているお母さんも沢山いると思うんです。
赤ちゃんを授かる時に、よし私が教育してやるぞ!支配して言うことを聞く子どもにするんだ!という本能はきっと母親にはありません、笑。
ただこの大切な我が子に無事に育って欲しい、ただそれだけが願いなんですから。
子育てがしんどいと思う時、親だって楽になっていいんです。
子育てに自分の人生を捧げる必要なんてないし、ただここにある愛と共に、子どもと学びあい育っていけばいいだけなんですから。
そう思ったら不思議とますます子ども達が愛おしくなります、笑。
私にも、これからまだまだ子ども達との未知の体験が何を運んでくるのか、ワクワクしています。
これからもきっと、子ども達を見ては沢山やきもきし、心配し、時には母として悩み迷い、そんな日々もあるでしょう。
それでも、子どもたちといのちを共にできる間、思う存分に愛し愛されて、お互いの人生への信頼と尊敬を持っていたいなぁと今は思っています。
