未分類

新天地

 

 

新居からの朝焼け。とても久しぶりに朝日を見ました。

11月、結婚してから引っ越しすること11回目にして、そして家を買うこと3回目にして、苦笑、初めてもう引っ越しはしないだろうと思うお家に落ち着きました。

ご近所さんもまばらで、別荘利用の人も多い土地、静かな鎌倉の森の中に立つお家。

夫が独立することになり、なんだかんだと思いがけずまた家を購入することになって。最初に見にきた時の見晴らしの素晴らしさは格別でした。

家の周りの道はとっても細くて草木が生い茂り、建物は20年以上経っていてレッドシダー張りの外壁もすっかり色褪せて、中も決して綺麗な状態ではなかったのに、不思議ととてもしっくりとくる感じで、この家に住むことになる、と直感したのでした。

お家の中をあれこれ直して、やっと引っ越し完了。

ただいま片付けの真っ最中ですが、体調の波に逆らわず、ゆっくりゆっくり片付けています。

いつも1週間くらいですべて仕舞い終わる私にとって、ゆっくりやるのは落ち着かないことでもあるけど、海を見ながらぼーっとして癒されいるとあっという間に1日が終わっているという、笑。

11回の引っ越しの中で、3回の持ち家を振り返ると。。

1軒目のお家は東京で、新築のマンションでした。

長男の介護に便利な要素満載でインターホンでコンシェルジュサービスが利用でき、もちろんバリアフリー、敷地内に大きなホールや音楽室やカフェやスーパーもあるような素敵なマンションだった。

長男の優大が亡くなって住むのが辛くなり、お引っ越し。

2軒目のお家は鎌倉で、東京と比べるとグッと不便になったけれど、海と山に囲まれたとても環境の整った住宅地に三井ホームさんで新築。

全館空調や最新の設備つき、広い芝の庭があり、学校も徒歩5分だったし子供たちが育つにも最高のお家だった。

バンコクに行くことになり、お気に入りがゆえに貸すのが嫌だったのと、人生自体を少し身軽にしたくて売却。ローンがすごかった、笑。

そして3軒目は、森の中の築20年以上の小さい中古のお家。引っ越しトラックも入れなくて、壊れかけのバンみたいな車に積み替えてピストン輸送するという大変な引越しになったくらい。。

運転も虫も全く得意ではないし、コンビニもスーパーも簡単には歩いて行けない古いこのお家に住むことになるとは、結婚した頃にはまったく予想していませんでした。

でも、住んでみて、ここ数年で願っていたことが全部叶っていることを感じます。

海が見えること。緑があること。木の温もりのある家。自分の部屋から海を見ながら言葉を綴ること。

人生で本当に求めることがどんどん絞られてきたから、ここに住むことになったのでしょう。

とても久しぶりにPCを開く気になったことが、嬉しい。

書いている間にすっかり日が落ちました。

またボチボチ更新していきます。

愛を込めて。

未分類

地球のいのち

 

シトシトと降り続いた雨が上がって、窓を開けると、美しい雲と光の秋空。

どこからか金木犀の香りがしてきて、なんとも言えず優しく切ない。。

ここにいのちが満ちていて、それが刻々と移り変わっていることを感じていると、心が震える。

今ここに、すべてがある、と感じる。

愛おしい地球のいのち。

秋はあっという間に過ぎてしまうけれど、この移ろいゆく季節の中に、この今という瞬間に生きていることに感謝。

 

 

出会うことのできるすべての人に、この地球の家族に愛を込めて。

未分類

紫の花と赤い花

 

紫の花はこの世界にそっと花開いた。

 

その花びらは幾重かに重なって、美しい幾何学模様を形作って咲いている。

薄い紫色の花びらはふわりと空間に浮かんでいるようで、でもしっとりとしたたおやかな存在感を放つ。

その茎はとても細くすぐにでも折れてしまいそうに儚げだ。

葉も風にゆらゆらとたなびいて、大気に溶け込んでいる。

神秘的な魅力を持つその花は、ただそこに咲いて風に揺れているのがお気に入りだった。

 

 

ある時、紫の花は自分とはまったく違う鮮やかな赤い花に出会った。

太くてまっすぐに伸びた茎には固く尖ったトゲがいくつもついている。

その先に開く花は凛とした雰囲気を漂わせ大きな美しい真紅の花びらを重ねて堂々と咲いていた。

どこか人を寄せ付けないような感じもしたが、それでいて、楽しげに咲いているその花に、紫の花は釘付けになった。

あの花に近づいてみたい。

自分とは違う赤い花を見ていると、新しい世界に連れて行ってもらえるようなワクワクとした気持ちがした。

 

「あなたはどこから来たの?」紫の花は尋ねた。

「僕は最初からここにいたよ。君はどこから来たの?」

「私もずっとここにいたわ。」

「それじゃあお互いに気づかないでいたんだね。君はとても美しい花だね!」

「あなたのそばに近づきたいけれど、そのトゲがあると近くにいけないの。私の花びらも茎も葉もとても繊細で傷つきやすいから。そのトゲをとってくれない?」

「いや、それは無理さ。僕は最初からずっとこのトゲとともに咲いているんだ。君がもっと丈夫な茎になればいいんじゃないか?」

「いえ、それは無理よ。私もずっとこの姿以外にはなったことがないし、なることができないわ。」

「そうか。。僕は、今まで自分がどんな形をしているかなんて気付いてなかったよ。君に言われるまでは。」

「私も。。」

 

紫の花と赤い花は悲しくなって、ため息をつきながら周りを見た。

そこには、今まで気付かなかったけれど、自分以外のまったく違う花たちがそれぞれに輝いて咲いていた。

「そうだよね。よく見てみれば、僕たち以外にもこんなに色とりどりの花々が咲いているよ!僕や君が存在しているってことは、一つ一つが違うってことなんだね。」

赤い花がそう言うのを聞きながら、紫の花は思った。

「自分とは違う存在だから出会えた。それってなんて素晴らしいこと!」と。

お互いに違うから、これ以上はそばに近寄れないけれど、ここから見ているだけでもとても嬉しい。

私にないものを持って、私とは全然違うから、私は赤い花に釘付けになった。

私が他の花たちとは違う私だけの花の形をしていることも知ることができた。

「ねえ、あなたと出会えてとても幸せよ!」

「ああ、僕もさ!」

 

紫の花は今日も、風に揺られて、その美しい花びらをなびかせながら咲いている。

一つだけ今までと違うことは、大好きな赤い花やこの色とりどりの花たちと同じ世界で咲けることの喜びを感じていることだった。

 

 

 

未分類

裸の心

 

心を裸にしたいけど

誰かに見られたら恥ずかしくて

堂々となんてしてられなくて

こんなにも寄る辺のないことってないなと思う。

 

それでも、そうしたくて、せずにはいられなくて。

 

幸せ色の服もいらない。

誰かよりかっこよくて、美しい服もいない。

 

イライラし、グダグダで、疲れても、そのすべての瞬間を、ただ感じてみる。

裸の心を感じてみる。

 

湧き上がるそれだけが、わたし、という証だ。

誰かに見せなくたっていい、せめて私だけはわたしを見てあげよう。

 

あぁ、ごめん、ごめん、、

私はこんなに、わたしの心に色々な服を着せ、色をつけ、そのまんまの心が見えないように、見せないようにしていたんだね。

 

ほんとうは、悲しかった。

ほんとうは、叫びたかった。

ほんとうは、なじりたかった。

ほんとうは、ただ、愛し合いたかった。

 

ほんとうは、ただ、ただ、わたしでありたかった。

 

目をそらさずに、裸の心を感じて見ることが出来なかったのは私。

 

怖かったから。。

恥ずかしかったから。。

完璧ではないことが

理想通りではないことが

 

心は、いつもここで、わたしであってくれた。

だからもう、どんな姿でも、私は目をそらさないでいよう。

 

「そのままの君が好きだよ。」と、一番初めに言うのは、私自身なんだよね。

そこから始まる物語を、そろそろ始めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

未分類

幸せの鍵

 

 

もし、自分の心に正直に、幸せに自分の道を歩みたいと願うなら・・

自分が何をしたいのかを明確に描いてみる。

何がしたくないのかを、ごまかさず感じてみる。

大切な二つのこと。

 

日々の小さな瞬間の積み重ねが人生になる。

ポイントは、こまめに感じて、こまめにリセットすること。

5分でいいから、ホッとして自分に還る時間をとること。

嫌な気持ち、うまくいかない状況から少し距離を置く。

そうすると、同じ仕事、作業をするにも、心の負担は随分違う。

気づくと、見えている世界も少しずつ変わってくる。

 

無意識に動くこと、習慣で動くことに何かしらの障害やストップがかかる時には、リセットするタイミングかもしれない。

できない時には、解決しなくていい、変えなくてもいい、そのままでいい。

ただ、望みを意図すること、そしてリラックスすることを思い出して。

いつでもどこでもできて、簡単に自分に還れるとても大切な幸せの鍵。

その鍵はいつも自分の手の中にあるから。

 

いのちを養う時間の中、感じていること。

いっぱいの愛を込めて。